2010/12/24ドル円相場の考察
先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
[拡大画像はこちら] |
チャート2は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
まず、チャート1を見て一週間の動きを検証します。
先週は、週後半にドルが反落し、これまでのドル上昇の流れに変化の兆しが出ました。
クリスマス前の調整にドル/円は82円台まで下落し、一目均衡表の雲の中へ戻されています(A)。
また、遅行スパンも売り転換しており、11月から続いていたドル上昇相場の転換の可能性が高まっています(B)。
ただし、完全に転換が確認されるためには、前回安値の82.50円水準をクリアーに下抜けてダブルトップを確認する必要があるでしょう。
また、Williams%Rを見ると、ほぼ最低値へと下がっており、ここからの下値余地は小さいように見えます(C)。
さらに、上値抵抗である84円ミドルを上抜くことができれば、再び上昇相場に戻ることになるため、ここでの決めうちにはまだ早いように思えます。
一方、チャート2で週末の動きを見ると、完全に膠着してしまっていることがわかります。
クリスマスのため、米国は休場で、欧州もほぼ休みムードが強い状況ということを考えると参加者に動意がないことは仕方ないことかもしれません。
ボリンジャーバンドは収縮してきており、上下のバンドへのアタックも起きていないところに動きの少なさが現れているといえます(D・E)。
この動きは、クリスマス明けとはいえ今週初もまだ残っているかもしれません。
RSIを見ても、ほぼ横ばいで方向性を感じない形となっており、次への動きのためには新たな材料を待つ必要があるのかもしれません(F)。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから