2020/1/21のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/12/23)(PDF)
●デイリーレポート
1月21日のドル/円相場は、
東京朝方は110円前半で底堅い動きだったものの、
午前10時過ぎから突然急落し、
11時前までに109円90銭へ30銭超売られました。
前日は米国が休場で取引高が少なく、
ドルはほぼ横ばい推移が続いていたため、
値動きの大きさが目立つ形となりました。
ドル下落の要因は、
中国株が大幅安となったことなどを受け、
日経平均も下落し、リスクオフの流れとなったと指摘されます。
この下落で、ボリンジャーバンドの下抜けと、
小さなバンドウォークが形成されていたことがわかります。
その後、欧州からNY序盤まではドルの買戻しが
先行し110円台を回復したものの、
中国で新型肺炎の感染者が増え、
今週に始まる春節(旧正月)期間中に中国の消費に
悪影響が及ぶ可能性への警戒感からリスクオフの流れが強まり、
ドルは再び軟化する動きとなりました。
米疫病予防管理センター(CDC)が
「中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の
米国内での初患者をワシントン州シアトルで確認した」と
発表したことも影響したとの指摘もあります。
ただし、NY時間に安値は更新しましたが、
RSIは切り上がってきており、短期的には
ドルの買戻しが先行する可能性があることが示唆されています。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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