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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートはドル/円の1時間足、エンベローブ(SMA±0.2%・0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

クリスマス明けとなった昨日の市場でしたが、ドル/円の小動きが続く展開となりました。
朝方こそ、週末の中国利上げの報道に反応し円高となりましたが、エンベロープ(SMA±0.2%)のロアーバンドまでの下落にとどまっています(A)

欧州時間になると英国が休場となる中で週末にWSJが報じた米金融機関の破綻懸念に関するニュースを蒸し返してドル売りが進行する格好となり、ドル/円は82円台半ばまで下落する展開となりましたが、このときもヒゲがエンベロープ(SMA±0.3%)のロアーバンドまで、実体ではエンベロープ(SMA±0.2%)のロアーバンドまでの下落にとどまっています(B)

続くNY時間でも、米国東部を襲った寒波の影響で取引が閑散とすることとなり全般的には小動きの商状となり、ドルの戻りはエンベロープ(SMA±0.2%)のアッパーバンドにも届かない動きでした(C)

DMIをみても低位横這いが続いており、方向感が全くないことが確認できます(D)

ただし、パターン的には、小さなリバース・ヘッド・アンド・ショルダーを形作っているようにも見え、この場合は再び83円台を回復できれば、目先の底打ち感が強まることになりそうです(E)

【テクニカル一口解説】

1. リバース・ヘッド・アンド・ショルダー
ヘッド・アンド・ショルダーを上下反対にしたパターンで3つの谷からなり、中央の谷が一番低いものです。相場の底入れを暗示します。
最初の谷からの戻りと2番目の谷からの戻りを結んだ線をネックラインといい、これを上抜くことでこのパターンが完成されたと考えます。
戻りのめどは、最安値とネックラインとの値幅分をネックラインに足したものとされています。

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