2020/1/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/12/23)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、連休明けの東京市場で
前日海外の流れを引き継ぐ形でドルが上昇しました。
米財務省が中国の為替操作国認定を解除したことなどが
手掛かりとなり、一時110円22銭まで上昇し、
昨年5月23日以来、約8カ月ぶりの高値をつけました。
この上昇で、ボリンジャーバンドを上抜けましたが、
バンドウォークにはつながらず、一過性の動きとなっています。
また、RSIは切り下がっており、
ドルの上値が詰まっていることを示唆する形となっていました。
その後は、欧州・NY時間ともに110円を挟んで
方向感の動きに終始しました。
15日に明らかになる米中貿易協議の「第1段階」の
合意内容を見極めたいとのムードが強く、
方向感に欠ける展開だったといえます。
米国の12月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことや、
「対中関税の完全撤廃は選挙後になる」との
米国政府高官の見解が報じられことなども
ドルの上値の抑える要因となったとの指摘もあります。
本日も、今夜の米中貿易協議「第1段階合意」署名の
調印式を控えて動意に乏しい展開が予想されます。
調印式は、米国東部時間15日午前11時半(日本時間16日午前1時半)から
開催予定となっており、それまでは手控えムードが強くなりそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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