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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日は東京市場休場、海外ではクリスマスムードの強まる中、方向感がはっきりとしないながらも円の買い戻しが進む展開となりました。

11月の安値からの上昇を支えていたサポートラインSを割り込む動きとなり、円買いが進んでいます。
ドル/円は、昨日の下落で一目均衡表の先行スパンの雲に中に再び押し戻されています(A)
年末から年初にかけて雲が薄くなりねじれることになるため、雲の下抜けには注意が必要な状況といえそうです。

また、11月上旬に陽転しドル買いを支えてきた遅行スパンも、昨日陰転してしまっています(B)
来週以降、日足と遅行スパンが順行するのか逆行するのかが焦点となりますが、逆行した場合はドルの急落リスクも出てくることには留意しておきたいところです。

ただし、Williams%Rは既に十分低い水準にまで達しています。
そのため、ここから一段の下落余地は小さいと思われ、下値を試すとしても揉み合いの後の可能性が高いように見えます(C)

【テクニカル一口解説】

1. ローソク足と遅行スパンの逆行現象
一般に遅行スパンはその対応する(現在より26日前)ローソク足の動きに影響を受けます。ローソク足が上昇していた場合、遅行スパンが上に引っ張られる力が働きやすいわけです。
しかし、この動きが逆行する場合があり、その時は極端な動きとなる傾向があります。
遅行スパンの順行・逆行現象は相場に働く圧力を知るうえで注視したいところです。

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