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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/3のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

まず、チャート1を見ると先行スパンの雲を上抜けた後に高値圏で揉んでいた相場が週末に急落し、再び雲の中に入ってしまっていることが分かります(A)

米雇用統計の悪化を受けた急落ですが、テクニカルにも上値が詰まっていた動きが確認できます。

この動きでWilliams%Rも急落し11月1日の安値以来の低水準となりました(B)

ただし、Williams%Rを見る限りでは、調整のドル安は十分な水準まで行われたように見えます。

この調整の価格的な目処は、11月1日の安値から11月29日の高値までほぼ一カ月続いた上昇相場の半値押しの水準である82.35円水準が意識されます(C)

ただし、雲の中に入ってきており、その雲が厚みを増していることから、目先雲の中での取引が続く可能性があります。

その場合には、81円半ばから83円程度のレンジが想定され、そのどちらへ抜けていくかが、その後の動きを占うものといえるでしょう。

一方チャート2で週末の動きを見ると、雇用統計時のドルの急落が目につきます(D)

雇用統計は、失業率も9.6%から9.8%に上昇し、非農業部門雇用者数もプラス15万人の予想に対し、結果はプラス3.9万人に留まり、ネガティブサプライズの結果となりました。

雇用統計直前に期待感からドルが買われた反動もあり、久しぶりのドル急落となってしまいました。

MACDを見ても、指標直前に陽転しているものの騙しに終わり、すぐに陰転してしまっており、ドルの弱さを確認することとなっています(E)

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