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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/6のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートはドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日は、先週末の米雇用統計後にドルが急落した影響もあり模様眺めムードの強い膠着した相場が続きました。
ドル/円は、82円台後半で30銭程度のレンジのなかでの動きとなっています。

小動きが続いたためボリンジャーバンドは縮小し横ばい状態となっています(A)
このような動きは、相場がエネルギーを溜めている動きと考えられ、次にバンドを抜けていくときは大相場が起こる可能性が高くなります。

RSIを見ても、40%水準での横ばいの動きとなっており、強い方向性が出ていないことを示しています(B)
ただし、50%以下のとどまっていることからややドルの弱さを示唆しているように見えます。

【テクニカル一口解説】

1. 膠着相場とボリンジャーバンド
小動きの膠着相場が続くとボリンジャーバンドのバンド幅は縮小していきます。
ある程度縮小すると、それ以上の縮小を見せず横這いとなりますが、この動きは次の展開へのエネルギーと蓄積している動きと考えられます。
つまり、膠着相場が続きボリンジャーバンドが縮小横這いとなっている状況は、次の大相場の兆しを示している可能性があります。
ボリンジャーバンドの幅が拡大し始め、価格が2σバンドの外で引けたときに、そのブレイクした方向に相場は急速に動く傾向があります。
これは小動きの中でエネルギーを溜めた相場が、ボラティリティの高まりを見せてバンドが突破したときにトレンドが発生する可能性が高いこと示唆しています。
こうした相場は、通常バンドの拡大にとともに、バンド上を動く可能性が高く、これを「バンドウォーク」と呼び、その後バンドの拡大が収縮へと転じるところが手仕舞いのポイントとなります。

提供: FXトレーディングシステムズ
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