2017/2/17のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/2/13)(PDF)
●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、14、15日に行われた
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で
「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」
との見解が示され、また
「財政政策の変更は金利見通しに影響する可能性もある」
と指摘したことを受け、トランプ政権の税制改革が
景気加速を促し場合、利上げペースは
速まる可能性があるとの見方が広がりました。
また、15日に発表された1月米消費者物価指数(CPI)と
1月米小売売上高が予想を上回ったことで、
ドルは一時114円96銭まで上昇しました。
しかし、節目の115円を抜け切ることができなかったことで
利食いのドル売りが強まり、また欧州の政治不安に対する
市場の警戒感の再燃もあって、週末には
112円台半ばまで押し戻される動きとなりました。
テクニカルで見ると、遅行スパンが
ローソク足の動きに引きずられ同調しています。
この動きが続くのであれば、今週も112円~115円水準での
方向感のない動きとなりそうです。
ただし、一気に上抜けると、逆行の動きとなり
急騰リスクがあることには注意が必要です。
また、RSIが切り上げってきていることから、
ドルの下値は底堅く推移するかもしれません。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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