2012/3/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円は、東京時間に堅調な株価を受けて、リスク志向の円売りからスタートしましたが、その後は材料難から利食いも優勢となり上値を抑えられて、82円台後半での持ち合いとなりました。
ボリンジャーバンドのアッパーバンド突破があったもののバンドウォークには繋がらず、一過性の上昇に終わったことが確認できます(A)。
その後、海外市場に入るとS&Pケースシラー住宅価格指数が予想を上回ったことに加え、日銀の追加金融緩和のうわさが流れたことによりドル買い・円売りの流れとなりました。
この動きで、今度はバンドウォークが示現し、ドル/円は83円台を回復しています(B)。
もっとも、一段の上値追いの勢いはなく、その後83円台前半での小動きが続いています。
DMIを見ても、海外市場のドル上昇局面でADXがやや上昇しているものの、水準は低く、明確なトレンドが発生していないことが確認されます(C)。
ただし、ドルの下押しが短期かつ浅く終わったことで、市場では円安の流れに意識が向いており、再度上値を試す展開が期待されています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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