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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/4のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

先週のドル/円は、週初に下落したものの、週末の雇用統計で大きく値を戻す展開となりました。
チャート1で確認できるように、週末のドル上昇で一目均衡表の遅行スパンが陽転しています(A)
これは遅行スパンとローソク足が逆行となり急激な上昇となったとも言えるでしょう。

ただし、この上昇は先行スパンの雲に上値を止められる形となっています(B)
もっとも、ここから雲は薄くなってきているため上抜けする可能性も十分に考えられます。
その意味では、週初の82円半ばを超えられるかどうかが焦点といえるでしょう。

Williams%Rはほぼ中立の位置にまで戻ってきています(C)
この水準からは上下どちらにも動くことは可能で、方向性を見出しにくい状況といえるでしょう。

一方日足を見ると、先週末の雇用統計で大きく上下の振られた様子が確認できます。
雇用統計発表時には非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことを受けてドル売りに反応し81円前半まで下落しましたが、その後失業率の低下を再評価してドル急上昇となっています(D)
この動きではボリンジャーバンドは全く機能しておらず、経済指標による短期の急変動にはテクニカルが機能しにくいことを証明しています。

その後の上昇では、トレンドが確認されボリンジャーバンドはバンドウォークを示現しています(E)

RSIもこの上昇ではしっかりとした右上がりの動きで、ドルの上昇をサポートする形となっていることが確認できます(F)

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