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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%、0.5%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方からゆっくりとしたドル上昇が続きました。
米雇用統計を控えて、週初からドルを売り込んできた向きのポジション調整と考えられます。

この流れは欧州時間も続いていますが、欧州時間ではECB理事会で予想通り金利据え置きが発表され、トリシェ総裁の会見でインフレ動向は中期的なスタンスで見据えると発言し、暗に早期利上げの可能性を否定したで、市場の失望感が強まりユーロが急落する展開となったことも、ドルの上昇をサポートしたといえます。

続くNY時間では、米国の指標が好調な内容になった事もあり、市場では主要通貨に対するドル買戻しの流れが強まり、ドル/円は一時82円台を示現する上昇を演じています。
この上昇で上抵抗として機能してきたエンベロープ0.3%アッパーバンドを上抜け、0.5%アッパーバンドまでの上昇となっています(A)

ただし、この上昇も長くは続かず、雇用統計前ということもあり、ドル/円は再び反落し81円半ばまで押しています。
この押しでは、エンベロープ0.3%ロアーバンドが下値抵抗として機能していることが確認できます(B)

RSIを見ると、上昇しかけたものの押し戻され、再び方向感をなくしている状況が示唆されています(C)

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