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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、NY時間で米ADP雇用統計が事前予想値を大きく上回り、過去最大の伸びを記録したために、週末の雇用統計の好転期待が一気に強まって、ドル買い戻しの流れが加速しました。
ドル/円は、急激に上昇し83円台を回復しています。

チャート1で見ると年末年始で売り転換したものが、反転買い環境に変わりつつあることが分かります。

まず、一目均衡表先行スパンの雲を上抜けしました(A)
雲が薄くなっていたことも上抜けの支援材料となったように見えます。
また、遅行スパンが再陽転の兆しを見せています(B)
明日の雇用統計の結果次第といえますが、現状水準を維持で見れば、再びドル上昇のきっかけとなるかもしれません。
ただし、明日は遅行スパンとローソク足との順行が起きれば、再び急落するリスクがあることには注意が必要でしょう。

Williams%Rが高水準まで上昇そうしてきていることも、ここからの上昇力に疑問を持たせる要因となっています(C)

一方、チャート2を見ると、昨日の指標後の動きが典型的なバンドウォークを形成していることが分かります(D)
東京から欧州時間まで小動きが続いたためバンドが収束していたことも、急上昇値のエネルギーを溜める要因となったと言えるでしょう。
4時間のバンドウォークもほぼ通常の傾向通りであり、その意味でも典型的な動きといえそうです。

DMIでは、このドル上昇期にADXが上昇しており、ドル高のトレンドが形成されていたことが確認できます(E)

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