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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートはドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、アジア時間にドルは一貫して堅調な動きとなり、82円台を回復しました(A)
東京の株式市場が堅調だったことを受けてリスク許容度が上がったことが、その要因として挙げられます。
ボリンジャーバンドのアッパーバンドに絡んでの上昇となっていますが、バンドの形状からバンドウォークとはならず、勢いのある上昇というよりは安定した上昇と表現できる動きといえそうです。

この間ADXが上昇を続けており、ドルの上昇がトレンドを作り出していることが確認できます(B)

欧州時間では、アジア時間ほどの上昇力はなかったものの、高値での持ち合いで底堅い動きが続きました。

しかし、NY時間になると周中国人民銀行総裁の「経済が正常な成長軌道に乗っているか確信が持てない。」とのコメントが蒸し返されて、コモディティ価格が急落する動きとなり、これに反応して豪ドルやカナダドルが値を下げ、クロス円の急落となったことで、ドル/円も押し下げられる展開となりました(C)

ADXを見ても、下落に転じており、アジアから欧州時間に続いていたドル上昇トレンドが反転して調整局面に入ったことが分かります(D)

【テクニカル一口解説】

1. ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。

提供: FXトレーディングシステムズ
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