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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/17のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、エンベローブ(SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

チャート1で先週の動きを見ると、週初にドルが下落したものの先行スパンの雲に支えられて上げ止まり反発していることが分かります。
11月初めの安値からサポートラインSで支えられた上昇トレンドが継続しているといえます。

ただし、現在は84円半ばの上値抵抗が強くなっています(A)
この上値抵抗とサポートラインSで三角持ち合いを作っており、セオリーとしては上抜けの可能性が高い形状です。

Williams%Rも高値圏にいるものの、もう一段の上値余地は残しており、今週のドル上抜けに期待がかかります(B)

遅行スパンを見ても今週はまだ相場が上に引っ張られる力を感じる形状となっています。
もっとも、上値抵抗い抑えられて横這いが続くと年末には再び陰転の可能性が出てくることには注意が必要といえそうです(C)

一方、チャート2で金曜日の動きを見ると、方向感の乏しい動きとなっておりことが分かります。
相場は、エンベロープに上下を抑えられ、大きく抜けていく勢いは感じられません(D・E・F)
エンベロープの上下のバンド(上値84.20円、下値83.70円水準)が目先の攻防の焦点といえるでしょう。

DMIを見ても、ADXが低位横這いとなっており、方向感がないことを裏付けています(G)

ドルの上抜けには、短期的に大きな力がかかる必要があるといえそうです。

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