2010/12/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートはドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日の東京時間のドル/円は、83円前半で模様眺めムードの強い小動きが続きました。
欧州時間になると、ユーロ買い圧力が強まり、これがドル安を誘引したことでドル/円も値を下げる展開となりました。
ドル/円は83円水準の下値抵抗を抜け、一時82.84円まで下落しました。
この動きで、ボリンジャーバンドの下抜けが起こりましたが、バンドウォークには繋がらず、下押しは一時的なものにとどまっています(A)。
その後NY時間に入ると、米小売売上高が事前予想よりも強い数字で発表されたことで一転してドル買い戻しの流れが強まり、ドル/円は83円台半ばまで値を戻す展開となりました(B)。
さらに、注目のFOMCでは金利も流動性供給も変更無い事が発表され、インフレ見通しも前回と同様のスタンスであったことから米長期債利回りが上昇する展開となり、これを材料に再びドル買い圧力が強まり、ドル/円は83円台後半まで値を上げています(C)。
もっともDMIを見ると、このドル上昇局面ではADXが低下傾向となっている事から、現在のドルの戻しは調整的な動きの範囲内といえ、ここから一段のドル上昇との判断はまだ早いように思われます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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