2010/08/06のユーロ/ドル相場の考察
先週一週間と週末金曜日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャート1は、ユーロ/ドルの日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
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チャート2は、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
チャート1で中長期のユーロ/ドルを見ると一貫してサポートラインSで支えられる上昇トレンドを確認することが出来ます。
大きな転換点としては、7月1日に遅行スパンの陽転が起きています(A)。
これでユーロ上昇相場に転換しましたが、先行スパンの雲が上値抵抗となっていました。
この雲を7月15日にクリアーに上抜けたことでユーロの上昇力が強まり、その後はこの雲が下値抵抗となっています(B)。
また、Williams%Rを見ると、ほぼ最高値圏に張り付いたまま、価格が上昇を続けていることが確認できます。
このような、オシレーター系のチャートが有効に機能しないというところも典型的なトレンド相場となっていたことを示唆するものといえます(C)。
一方、チャート2の1時間足で先週末の動きを確認すると、金曜日のアジア時間は方向感のない小動きであったことが分かります(D)。
その後、欧州時間では経済指標の悪化を嫌気して下落したポンドに引っ張られ、ユーロもやや軟調な動きが見られました(E)。
ところが、NY時間で注目の米雇用統計の非農業部門雇用者数が事前予想に反して大きく悪化したことで一気にドル売りが強まり、ユーロ/ドルも1.32ドルを上抜け急上昇となっています。
この動きで、ボリンジャーバンドのバンドウォークが確認できます(F)。
MACDを見ると、米雇用統計まではMACDとシグナルの捩じれが見え方向感の乏しさを示していましたが、指標後のユーロ急騰により明確な買いサインと変わっていることがわかります(G)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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