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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/08/05のドル/円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIRSIを表示しています。

昨日は一昨日の海外市場でのドルの買い戻しの流れを受けて、東京時間でもドル/円は86円前半での底堅い推移となりました。
昼前には海外での高値を抜けて86円半ば水準まで上昇しています。
ただし、日足での価格は上昇しているにも関わらず、RSIをみるとやや右下がりの動きとなり、ダイバージェンス(逆行)が確認できます(A・A’)
日足とRSIのダイバージェンスは反転のシグナルとなり、昨日もこの86円半ばを天井に反転に転じています。

また、欧州時間に入ると再度ドルの上値を試す動きもありましたが、昼の高値を抜けきることが出来ず反落しています。
この動きでトリプル・トップ(ヘッド・アンド・ショルダー)のパターンが完成し、短期的な天井を付けたことが示唆されています(B)

その後NY時間でもドルの上値の重い展開が続き、再び85円台に押し戻される動きとなっています。

【テクニカル一口解説】

1. RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなります。

2. トリプルトップ
トリプルトップは、リバーサルパターン(反転パターン)の一つです。
二番目の山が大きい場合のヘッド・アンド・ショルダーや、三つの山ではなく二つの山を形成するダブルトップなどと同様に相場の天井圏に出て反落の可能性を示唆するパターンとなります。
山を形成する谷の底を結んだラインをネックラインといい、これを下抜けることでこのパターンが完成されます。

提供: FXトレーディングシステムズ
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