2018/11/8のドル円相場の考察
11月8日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/10/29)(PDF)
●デイリーレポート
11月8日のドル/円相場は、東京時間では日経平均が一時500円近い上げ幅となるなど
アジア株が全面高となり、ドルは底堅く推移しました。
ただし、113円80銭水準では売り圧力も強くNY序盤まで113円後半での足踏みが続きました。
この間、MACDが売り転換しておりその後のドル下落を示唆する形となっていました。
NY時間に入ると、米連邦準備理事会(FRB)がFOMCで政策金利を据え置いた一方、声明で
「一段の利上げが正当化される」との表現を維持したことで、市場は12月の追加利上げを
示唆したものと受け取りドル買いに反応、一時114円09銭の高値を付けました。
この上昇でMACDが再び買い転換しており、欧州時間の売り転換が騙しに終わったことが確認できます。
しかし、NY時間にアジア時間の上値を抜けたものの、RSIは高値を抜けることができず、
上値が詰まった印象を受けます。
日足一目均衡表の遅行スパンを見ると、来週はドル安方向への力が強まる可能性が示唆されており、
安易な上値追いには慎重になる局面かもしれません。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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