TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/03/25のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDDMIを表示しています。

昨日は、東京午前中にドルはやや軟化する動きとなりました。一昨日の急上昇に対する調整で利食いが持ち込まれたものと思われます。
しかし、下値も堅く91円台後半での持ち合いで次の動きへのエネルギーを溜める状況となっていました(A)

その後21時30分の米新規失業保険申請数が改善されていた事や株価が堅調に推移した事を背景にドル/円は上昇する動きを強め、ボリンジャーバンドの上抜けで再びバンドウォークの展開となりました(B)
欧州要人から相次いでギリシャ救済に関して何らかの進展があるとの発言がなされたためにユーロの買戻しが強まり、全般的にリスク選好的な流れが強まったこともドル上昇の要因となったようです。

MACDを見ると午前中には売りサインとなっていたものの、ゼロ水準まで押すことなく反転していることで上昇トレンドが維持されていたことが窺えます(C)

また、DMIでもADXが下がっている期間が調整局面、その後再び右上がりになっていることで調整と再上昇のトレンドが確認され、また一貫して+DIが-DIを上回っていることで上昇力が維持されていることが確認されます。

【テクニカル一口解説】

1. MACDの転換水準
一般的にMACDはその方向性に着目して利用します。
また、MACDとシグナルの交差、ゼロラインとの交差がトレードのサインとなります。
しかし、MACDが転換している水準に注目することも重要です。MACDは上昇力の強い相場の時は山が高く、谷が浅い形状となり、下降相場の時はその逆となります。
昨日のようにゼロラインを割り込むことなく類から買いへと転換する場合は、相場が強い上昇力を維持している状況と考えられます。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット

ページトップ