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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/24のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDDMIを表示しています。

ドル/円は、やっと90円台のレンジ相場を抜けることになりました。
東京時間は、ドルの底堅い足取りながら90円台ミドルでの推移を続けていました。
しかし、欧州勢が参入するとギリシャ救済に関してEU内での足並みの乱れが表面化したことを嫌気してユーロ売りが続く中で、格付け機関のフィッチがポルトガルのソブリン格付けの引き下げを発表したことで、ユーロ売り・ドル買いが進みました。
これを受けて、ドル/円でもドル買いが優勢となり、レンジを上抜ける動きとなっています。

17時にはボリンジャーバンドが急拡大を伴いながら上方ブレイクとなり、バンドウォークが始まりました。
久しぶりに綺麗で値幅の大きなバンドウォークが観察することができました(A)

この上方トレンド形成の動きは、MACDの急上昇にも表れており(B)、またそのトレンドの強さはDMIの動きによって確認できます(C)

これまで90円後半が強い抵抗として上値を抑えていましたが、これを上抜けたことにより上昇が加速したことが、昨日の大きな値幅を伴った動きにつながったといえるでしょう。

【テクニカル一口解説】

1. 抵抗帯突破と相場の加速
最近2週間以上ドル/円相場は90円台のレンジ相場を続けていました。その結果、90円水準と91円水準にはそれぞれ強い抵抗帯が形成されていたことになります。
抵抗帯は強ければ強いほど、それを突破したときに相場は加速する動きとなる傾向があります。
昨日の動きは、この抵抗帯の上抜けがドルの急上昇の原動力となったといえます。

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