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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/8/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/14)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間は夏季休暇で市場参加者の
少ないなか110円台半ばで閑散な取引となりました。
NY時間発表のFOMC議事録の内容を確認したいとの声も聞かれました。

欧州時間に入ると、ややドル買いが強まり111円を試す動きと
なりましたが、上値も重く111円を突破することは出来ませんでした。
この上値ためしの動きでボリンジャーバンドのアッパーバンドにタッチしたものの、
バンドの拡大は発生せず、バンドウォークには繋がりませんでした。

NY時間も110円台後半での推移が続きましたが、注目のFOMCの議事録で
大半の当局者が2%を下回るインフレが当初の見込みより長期化すると見ており、
数名は弱いインフレに対し懸念を示していることが明らかとなりました。
ただ大半の当局者はバランスシートの縮小は次回会合で開始されることを支持していました。

FOMC議事要旨を市場では予想よりもハト派的と捉えたことで、
12月FOMCでの追加利上げ期待が後退、米債利回りが低下し、
ドルも急速に値を下げる動きとなり、一時110円割れを試す動きとなりました。
トランプ米大統領が製造業諮問委と戦略・政策フォーラム解散を
発表したこともドル売り材料となったとの指摘もあります。

ドルの下値を売り込む材料も無いものの、
上値も111円の壁を確認してしまったことでドル買い意欲後退しており、
本日は110円台前半で神経質な取引が続きそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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