2011/12/16のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
先週のドル/円は、ユーロ圏のソブリン・リスク懸念を受けたドル全面高の展開の中、年末に向けた米国企業の利益送金、米系ヘッジファンドのドル・キャリートレードの手仕舞いなどから、78円台前半へドルが上昇しました。
しかし、78円台では本邦輸出企業からのドル売り注文が厚く控えており、また本邦機関投資家による福島原発事故や東日本大震災に絡む復興支援の資金捻出のためのリパトリエーション(外貨建て資産売却・円買い)意欲も高いとの指摘もあり、上げ渋る展開となりました。
テクニカルで見ると、一目均衡表の遅行スパンが陽転を確認したものの、強い上昇力はなく、逆にローソク足とに関係ではドルが下に引っ張られる力を感じます(A)。
ただし、先週は先行スパンの雲で下値を支えられている状況であり、今週は若干雲が厚みを増してくるので77円半ば水準を維持する可能性が高いように見えます(B)。
また、MACDが交錯していることから確認できるように、現状では相場の方向感がなく、クリスマス相場へ向かうこともあり、現状水準での小動きが続くことが予想されます。(C)
提供: FXトレーディングシステムズ
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