2017/8/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/14)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、
グアムへのミサイル発射計画について、何らかの決定を下す前に
もう少し米国の行動を注視する姿勢を示したとの報道で、
北朝鮮リスク後退と受け止められてドルの買い戻しにつながりました。
110円を突破すると、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークを
形成しながら欧州午前には110円台半ばまで上昇しました。
NY時間に入ると、米国の小売売上高が前月比0.6%増と
市場予想を大きく上回り、マイナスだった前月分も同0.3%増に
上方修正され、また8月のNY連銀製造業景況指数も25.2と、
市場予想を大きく上回り、2014年9月以来の高水準に上昇したことを受け、
ドル買いが進み、一時110円85銭の高値をつけました。
ただし、ドルの上値も重く111円台に届かなかったことで
110円台半ばまで押し戻され、MACDも売り転換していることから、
先週からのドル安の流れが終わったとは言い切れない状況といえます。
本日も110円台で方向感のない相場が続く可能性が強いように思われます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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