2017/7/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/07/18)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、本日の欧州中央銀行(ECB)
理事会や日銀の金融政策決定会合を控える中で目先の
手掛かりに乏しく、112円付近での小動きが続きました。
東京から欧州時間にかけては、111円90銭から112円20銭水準での
方向感の無い動きとなり、取引高も低調なものとなりました。
NY時間に入ると、6月の米住宅着工件数が121.5万戸と
市場予想を大きく上回り、4カ月ぶりの高水準となったものの、
指標発表後の米債利回りは長期債中心に低下し、
これを受けて111円56銭までドルは軟化しました。
米中経済対話の開催に伴い、通貨安操作で日本も標的となる
可能性を懸念した円の買戻しも見られたとの指摘もあります。
この下落で、ボリンジャーバンドを下抜けたものの一過性の動きに終わっており、
またMACDも売り転換しましたがNY引けにかけては再び買い転換となって、
ドルの下押し圧力が続かなかったことが示されています。
本日の日銀金融政策決定会合では、金融政策は現状維持となる見込みです。
ただし、物価見通しが下方修正され、2%インフレ目標の達成時期見通しも
後ずれする可能性もあるため、黒田総裁の会見が注目されます。
また、ECB理事会後のドラギ総裁の会見では
金融政策正常化(資産購入プログラムの縮小)について
明確な説明が行われるかが焦点となるでしょう。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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