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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/7/18のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/07/18)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京朝方は112円60銭水準でスタートしたものの
ドルの上値は重く、米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案への
反対増加報道などでドル売り基調となりじりじりと軟化、
112円を割り込む動きとなりました。

この下落で、ボリンジャーバンドの下抜けと
バンドウォークが発生していることが確認できます。

欧州時間に入ると、ドルの買戻しも出て112円30銭水準まで
値を戻しますが、欧州株安などもあり上値が重い状況が続きました。

NY時間に入ると、米共和党が医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃、
改革法案の成立が頓挫することで税制改革などトランプ政権の
経済政策の実行に懐疑的見方が広がったこと、また米6月輸入物価指数や
7月NAHB住宅市場指数が予想を下回ったことなどを受け、
年内の追加利上げ観測が後退し、ドル売りに拍車がかかり、
一時111円69銭まで下落する動きとなりました。

ただし、この下落で安値を更新したものの、
RSIは水準を切り上げておりダイバージェンスを示しており、
その後のドル反発を示唆する形となっていました。

NY引けにかけては、ドルのショートカバーが入り
112円台を回復する動きとなっています。

オバマケア代替法案可決は絶望的との見方が広がっており、
トランプ政権による財政支出拡大期待はほぼゼロで、
米景気の先行き期待も後退しています。
しかし、FRBの金融政策正常化の意欲は
強いままであり、一段のドル売りも難しいように思われ、
当面は111~113円で方向感の無い動きが予想されます。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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