2017/4/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/04/17)(PDF)
●デイリーレポート
昨日の外国為替市場は、東京から欧州時間にかけては108円後半での小動きが続きました。
東京時間に本邦輸入筋のドル買いに109円台を回復する局面もありましたが、
ドル買いの勢いは限定的で模様眺めムードの強い相場が続きました。
RSIも中立の50水準での横ばいとなり、
MACDもシグナルとの交錯を続けていることがわかります。
NY時間に入ると、黒田日銀総裁が一部米系メディアとのインタビューで
資産購入やマネタリーベース拡大ペースは当面現状を維持すると述べたことや
ムニューシン米財務長官が医療保険法案の有無にかかわらず
税制改革はやり遂げる意向を示したことなどを受け、
ドル買い・円売りが強まり、一時109円48銭まで上昇しました。
この動きで、ボリンジャーバンドを上抜け、軽いバンドウォークの形が見られています。
地政学リスクは意識されたままではあるものの、108円台での下攻めに
失敗した形となっており、本日東京時間ではドルが底堅い動きを続けそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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