2017/3/24のドル円相場の考察
先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/3/20)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、111円を挟んで方向感のない動きが続きました。
東京時間では、110円台での押し目買い意欲の強さから底堅く推移し
111円台半ばまで上昇する局面がありましたが、ボリンジャーバンドの
アッパーバンドが上値抵抗となり木曜日の高値に到達できませんでした。
海外時間に入ると、ドル安の流れに転じ111円を割り込む動きとなりました。
セントルイス連銀のブラード総裁が年内の追加利上げを
容認するものの、積極的な利上げは必要ないとの認識を
示したとの報道がドル安要因となったという指摘があります。
ただし、NY終盤には一部メディアからトランプ大統領が
オバマケア代替法案の下院本会議での採決を見送り、
法案を撤回するとの報道があり、これを受けて米債利回りは
小幅反発し、ドル/円111円台前半に上昇してNYを引けています。
ドルの上値の重いムードが続いていますが、
MACDを見るとゼロ水準でMACDとシグナルが交錯しており
方向感のない状況が示唆されています。
もっとも、週明けの東京市場ではドル売りが先行し、先週の安値を下抜けてきており、
ドル安の流れが継続するのか慎重に見極める必要がありそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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