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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/3/23のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/3/20)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間朝方はドルのショートカバーが先行し、
111円58銭まで値を戻しましたが、その後は軟調な推移が続きました。

欧州時間に入ってもこの流れは継続し、111円を割れる動きとなりました。
米医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案への不透明感も
ドルの上値を抑える要因と指摘されます。

NY時間に入ると、米新規失業保険申請件数が25.8万件と
市場予想を上回り、1月第3週以来の高水準に増加した
ことを受け、一時110円63銭まで下落しました。
この局面で、ボリンジャーバンドを下抜けましたが、
一過性の動きでヒゲに終わっており110円半ばを
売り込んでいく勢いはありませんでした。

その後発表された2月米新築住宅販売件数や3月カンザスシティー連銀
製造業活動指数が予想を上回ったことを受けてドル売りは後退し
111円台を回復しましたが、23日予定されていたオバマケア改廃法案の
採決延期が発表されたことでドルは再び111円を下回ってNYを引けています。

テクニカルを見ると、MACDがマイナス圏での推移となっており
ドルの上値の重さを感じますが、MACDとシグナルが
交錯を続けており強い勢いは感じられません。
また、ボリンジャーバンドの下抜けも
一過性の動きでバンドウォークに繋がらないため、
下値を売り込んでいく状況にはない様に思われます。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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