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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/10/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、東京スタートからドルの上値の重い展開となりました(A)
この背景には、一昨日のドルの戻りの反動、イタリア格下げやスロバキアのEFSF批准問題に対する懸念などが指摘されています。
もっとも、ドルを押し下げる力は強くなく76円半ばを割り込むこともできませんでした。

欧州時間に入ると本日のECB理事会や明日の米雇用統計を控えて動きにくい展開となり、また雇用統計を占うADP雇用指数の発表を前に76.60円を中心とした小動きが続きました(B)

その後NY時間では、発表されたADP雇用指数が予想を上回ったことやダウ・ジョーンズが「米上院が海外所得再投資法導入の提言を計画している」と報道したことなどを受けて、ドルが買われる局面がありました。
この流れでドル/円も大きく上昇し、一時77円台を回復しています。
ただし、この上昇でボリンジャーバンドを上抜けたもののバンド拡大は伴わず、バンドは上値抵抗として機能して短時間で再び76円台に押し下げられる動きとなっています(C)

DMIを見ると、ADXが再び低水準へと下落してきており、ドル/円の方向性が出ていないことを裏付けています(D)

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