2011/10/4のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のドル/円は、アジアから欧州の時間にかけては明確な方向性がなく76円半ばを中心としたレンジ相場が続きました(A)。
NY時間に入ると、バーナンキFRB議長が米議会上下両院合同経済委員会で「米FOMCは引き続き経済動向を注視し、より力強い景気回復を促進するため、必要に応じて一段の行動を取る用意がある」と述べたことで、米国株価が下げ幅を縮小し、一時強まったリスク回避の動きから一転して、その巻き戻しの動きとなりました。
この流れでユーロが大きく上昇し、ユーロ/円も102円台を回復したことでドル/円も値を戻す展開となっています。
テクニカルには、クロス円の上昇に伴うドル/円の上昇においてボリンジャーバンドではバンドウォークが形成されていることが分かります(B)。
もっとも、その上昇力に強さはなく77円を回復することはできませんでした。
MACDを見ると昨日の終りにすでに買い転換となっており、その後一貫して買いシグナルが続いていることで、ドル/円の戻りを事前に示唆していたということが言えそうです(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから