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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/10/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

ドル/円は、76円台での膠着が続いています。
欧州経済への懸念が強まる中、為替相場ではリスク回避の動きから円とドルが選好される状況にあり、結果としてドル/円自体は方向性のない動きとなってしまっています。

テクニカルで見ると、現状では三角持合いが形成されているようにも見えます(A)
この三角持合いは煮詰まりつつあり、そろそろどちらかに抜ける動きとなる可能性が高いことを示唆しています。

また、Williams%Rはほぼ中立水準となっており、先週の動きも相場の過熱を感じられないものとなっています(B)
現在の膠着相場を確認するものであり、今後の方向性の読めないものといえるでしょう。

注目は一目均衡表の遅行スパンです(C)
ここのところ継続して遅行スパンとローソク足が同期する動きとなっており、先週も同様に横這い相場となっていたことが確認できます。
しかし、今週はローソク足が急激に上昇しています。
この動きに同期すれば三角持合いの上抜けが期待できます。
ただし、逆行に転じてしまった場合には急激な下落が起こる可能性が高く、その場合には持ち合いの下抜けとなるでしょう。
現状では判断しにくい形であり、動きを見極める必要があるでしょう。

もっとも、先行スパンの雲が厚く覆いかぶさってきているため、上値の抵抗が強いように見えることには留意しておきたいところでしょう。

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