TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2011/10/3のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2011/10/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.5%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

週明けのマーケットは、朝方こそ先週の流れを引き継ぎドルが堅調な動きとなりましたが、その後はじりじりと円高が進む展開が続きました。
ユーロ/円が101円を割り込むなど、急激な円高ユーロ安が進行しました。
リスク回避的なユーロ売り圧力が強く、対円での100円割れが視野に入る展開となっていることがドル/円も圧迫しており、76円台半ばで押し下げられる要因となっていました。

テクニカルには、朝方77.20円水準までの上昇で0.5%乖離のエンベロープ・アッパーラインに上値を抑えられて反転に転じていることが分かります(A)
0.5%乖離まで到達していることから、相場のムーブメントは小さくないことが推察されます。

その後は、一貫してドルが軟調な動きとなっています。
大きな戻りもなく、76円半ばまで下落しました。
しかし、下値も0.5%乖離のエンベロープ・ロアーラインに支えられています(B)

DMIを見ると、欧州時間までのドル安の方が明確な下げとなっていますが、ADXがはっきりとした上昇に転じているのはNY時間に入ってからであり、価格的には76円半ばでの小動きになっていることには注目でしょう(C)
つまり77円から76円半ばまでの動きは先週末のドル上昇に対する調整であり、それ以下への動きが出ることがトレンドを作り上げるということを示唆しているものと考えられます。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ