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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/8/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、アジア時間は76円台後半での小動き続きましたが、海外市場に入るとドルの買い戻しが先行する動きとなりました。
欧州株が上昇した流れを受けて、米国株も堅調な推移となりました。米個人消費支出が市場予想を上回ったことで、米経済の成長に対する期待感が高まる結果となっています。
またQE3が発表されなかったことで高まっていた懸念が和らぎ、リスク志向の動きが強まる展開となっており、米10年債利回りの上昇や金価格の下落、原油価格の上昇、VIX指数の下落などの反応が見られています。
ドル買い戻しも、このリスク回避志向の巻き戻しの一環といえるでしょう。

テクニカルでは、米国の経済指標発表を受けてドル買いが一段と強まり、小規模ながらバンドウォークが示現していることが確認できます(A)
アジア時間に煮詰まってきていた相場に動きが出たかたちですが、そのエネルギーはあまり大きくないものとなっています。

MACDを見ると、すでに買い転換は一昨日に示現していましたが、その後の持ち合いのなかで売り転換になりそうなところを失敗している動きが確認できます(B)
このような動きは、次に大きくトレンド方向への伸びを見せる傾向にあり、今回も経験則通りにドルの上昇を見ることが出来ています。

ただし、ドルの戻りも限定的で、77円台を維持することが出来ていないため、本格的な反発にはまだ遠く、目先神経質な動きが続きそうです。

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