2011/8/30のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.2%・0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
ドル/円は、76円台での膠着が続いています。
FOMC議事録で少数のメンバーが時間軸に加えて、実質的な緩和策を主張したことを受けて、次回のFOMCで追加の金融緩和が行われるのではないかとの思惑が強まったこともドルの上値を重くしているようです。
ただし、ドルの上値が重い状況ですが、さらに一段の下攻め材料もなく、動きがとれません。
テクニカルで見ても、膠着状況を確認することが出来ます。
0.3%乖離のエンベロープに達することもほとんどなく、0.2%乖離の範囲内にとどまっていることでも相場の動きがないことが分かります。
DMIでもADXが超低位横這いとなっており、トレンドレスの様子が感じられます。
週末に米雇用統計を控えていることも市場参加者の手控えを促していると言えますが、米国のQE3に対する思惑が交錯しているため、単純に雇用統計後に方向性が出るとも考えにくく、トレードしにくい環境が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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