2011/8/25のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のアジア時間のドル/円は、77円を挟んだ動き推移しましたが、バーナンキ議長のジャクソンホールでの公演を控えてのポジション調整が先行し、底堅い動きとなりました。
NY時間では、米新規失業保険申請数が予想より悪い内容となったものの、株式市場が堅調な寄り付きとなったことからこれを好感し、マーケットはリスク回避の巻き戻しの流れが続きました。
しかし、その後にドイツの格下げ懸念に関する噂が市場に流れ、ユーロが急落する展開となったことで、これによるドル買戻しの流れが強まり、それを受けてドル/円は再び上昇する動きを強めました。
テクニカルには、一昨日の安値からの反転でサポートラインSに支えられてドルが上昇していることが確認できます。
目先ドルの底打ち感が強まったと言えそうです。
ユーロ売りに流れで起きたドル買いでは、ボリンジャーバンドを上方ブレイクし、バンドウォークを示現しています(A)。
もっとも、まだ勢いは強くなく、大きな流れには繋がりませんでした。
しかし、DMIを見るとADXが一昨日から一貫して上昇しており、現在のドル上昇がトレンドを形成していることを示唆しています(B)。
自律反発の範囲内とはいえ、どこまでドルが戻るのかを見極めたいところです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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