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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/7/1のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、週前半に米国金利が上昇したことやギリシャの財政問題に安心感が出てきたことなどを背景としたユーロ/円の上昇などを受けて、一時81円台半ばまで上昇する展開となりました。
しかし、81円台では本邦輸出企業や米系ファンドのドル売り意欲が強く、週末には再び80円台前半まで押し戻される展開となりました。

テクニカルには、この週初のドル上昇で先行スパンの雲に突入しましたが、上抜くことはできず、これがドルの上値を重くした一因といえるかもしれません(A)
今週前半は雲の捩じれもあり雲の下限は81円台となるため上値抵抗が小さくなることも考えられますが、週央からは雲の下限が下がっており、雲の厚みも増すことから上値を圧迫する要因となる可能性が高いように見えます(B)

遅行スパンを見ると、最近は見事にローソク足との同行が続いていますが、これも週前半の上値を試した後は、下に引き込まれる力が強まることを示唆しており、週後半以降ドルの下値不安が大きくなる可能性が高いと思われます(C)

現状では、サポートラインSに支えられた上昇トレンドが維持されていますが、週後半以降このサポートラインが維持されるかどうかが注目といえそうです。

Williams%Rは中立水準で方向感が見えませんが、底値が切り上がってきており、もう一段の上昇が期待できるかもしれません(D)
その場合には、週前半での上抜トライに期待したいところです。

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