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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/10/4のドル円相場の考察

先週末(10/4)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/09/30)(PDF)

●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけては、
米雇用統計を控えて模様眺めムードが強く106円後半での小動きが続きました。

テクニカルでは、8月26日の104円46銭と9月18日の108円47銭の半値戻しにあたる
106円50銭水準が目先のドル支持線として意識され、
その水準では本邦資本筋のドル買いが見られました。

注目の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数は
前月比13万6000人増と市場予想を下回り、
平均時給も前年同月比2.9%増と前月から縮小したことから
106円61銭まで下落しましたが、
失業率が3.5%と50年ぶりの低水準となったことで
米景気に対する過度な減速不安が和らいだとして
107円13銭まで反発しました。

この動きで、上下ともにボリンジャーバンドを抜けましたが、
一過性に終わっており、バンドがそれぞれ抵抗として機能していたことがわかります。

その後は、10日に再開する米中の閣僚級での貿易協議や
今後の米指標を慎重に見極めたいとのムードは強く、
積極的にドルの上値の追う動きは限定的で、
106円台に押し戻されてNYを引けています。

今週は、本日からの米中次官級通商協議や
今週末10-11日の第13回米中通商協議への警戒感から
ドルの上値が重い展開が予想されます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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