2011/6/30のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)、RSIを表示しています。 |
昨日は、アジア時間から一貫してドルが軟調な推移となりました。
その背景には、米財政問題への懸念などが指摘されていました。
テクニカルにみると、一昨日の海外市場でパラボリックが売り転換した後は、昨日のNY時間の始まりまで売り相場が続いていることが確認できます(A)。
この間、RSIも下落を続けており、ドル売りの流れと整合します(B)。
しかし、東京の午後からはパラボリックは売り相場を示唆しているものの下値が堅くなってきており、その後のドル下落時においてローソク足とRSIのダイバージェンスが確認できます(C・C’)。
このダイバージェンスに反応するようにその後ドルの急反転が起きています。
このドル上昇は、米国株式が堅調となったことなどが要因との指摘もありましたが、テクニカルが先駆けてその動きを示唆していたということが言えそうです。
その後は方向感なく推移しており、再び80円台での膠着した相場に戻ってしまっているため、本日も一方向への大きな動きは期待しにくいかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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