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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/3/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

先週末の東北地震を受けた週明けの市場は大混乱の動きとなりました。
テクニカル分析は、突発的な大きなニュースには効果が弱いことがはっきりした展開となっています。

昨日は、週明けのオープン後一気にドル売り・円買いが強まりました。
先週末から噂されていた震災復興のための費用を海外資産を売却して生み出すという情報に振り回されたものといえそうです。
この円買いで、ドル/円相場は急激に80.60円水準まで落ち込みました(A)
週明けであり、東京勢が地震関連の報道に気を取られマーケットが薄くなっていたことも急変動の要因といえます。

しかし、この動きも長くは続かず、急激に反転することとなりました。
ドルの買い戻しが強まり、82円台を回復する動きとなっています(B)

この間のMACDを見ると戻りかけていたMACDが鋭角に下落に転じ、その後V字反発で買い転換してしまっていることが確認できます(C)
このように突発的なニュースは、テクニカルの連続性を壊してしまうことが多く、テクニカル分析が機能しにくい要因となりやすい傾向があります。

東京午後になると、マーケットは落ち着きを取り戻し、朝方の急変動の反動もあり、小動きのなかゆっくりとドル/円は下落する動きとなっています(D)

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