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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/10/28のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/10/28)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、前週末に
「劉鶴中国副首相が、米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表や
ムニューシン財務長官と電話協議を行い、いくつかの部分について
両国の実務的な調整が完了した」と中国商務省が発表したことを受け、
ドルが底堅い動きとなりました。

ただし、日米の金融政策決定会合を控え109円手前ではドル売りも厚く、
アジアから欧州時間にかけては108円後半での小動きが続きました。

NY時間に入ると、トランプ米大統領が、中国との貿易協議の部分合意について
調印に向けた最終調整が「計画より早く進んでいる」
と述べたと報じられたことからリスクオンの流れとなり、
一時109円04銭とほぼ3カ月ぶりのドル高水準を付けました。

EUが10月末としていた英国の離脱期限を、
最長で2020年1月末まで3カ月延期することで合意したことも
過度な懸念を後退させドル買いにつながったとの指摘もあります。

NY時間の上昇で価格は高値を更新したものの、
RSIの高値は横ばいで、ややドルの上値の詰まった印象となっています。

昨日は、200日移動平均で上値を止められた形となっており、
この水準をクリアーに上抜いて行けるかが注目されます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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