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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/18のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、RSIを表示しています。

昨日は、アジア時間では早朝に発表された指標の好転を材料にポンド買いが進み、さらに欧州時間では「ロシアがスペイン国債購入を再検討している」との一部観測記事を好感した流れでユーロ買いが進行したことを受けて、ドル売りが強まり、その流れはドル/円にも波及したことで82円前半までドルは緩む展開となりました。
この間、エンベロープのロアーバンドが下値目処となっていたことが分かります(A)

その後NY時間では、一時誤発注の噂も出るほど米債利回りが急騰した事もあり、ドル買いが目立つ展開になると、ドル/円は82円台前半から後半まで一気に値を戻す波乱の展開となっています(B)
ただし、この動きでも上値はエンベロープのアッパーバンドで止められています。

波乱の展開ではあったものの、上下振幅に幅はエンベロープ(25SMA±0.3%)の範囲内に収まっており、一方向へ抜けていく動きにはなっていませんでした。

相場が明確な方向性と勢いを失っていることは、RSIがおおむね40~60%の水準でとどまっていることからも確認できます(C)

【テクニカル一口解説】

1. RSI
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。

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