2011/1/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のアジア時間は、大きな材料のないなか、米中首脳会談を控えて警戒的なドル売りが強まりました。
ドル/円は、中国人民元が強含みとなったことや、本邦輸出企業・機関投資家のドル売りの影響で82.70円水準から82.13円まで下落しました。
ボリンジャーバンドの拡大を伴った下抜けとなりましたが、バンドウォークは続かず82円割れには失敗しています(A)。
ただし、その後のドルの戻りも鈍く82.30円水準が上値抵抗となり、さらに欧州からNY時間にかけて徐々に切り下がる動きとなりました(B)。
また、カナダ中銀の金融政策報告で通貨高に対する懸念と追加利上げに対する慎重姿勢が示されたことを受けて、カナダドルが下落する展開となりカナダドル/円も下落、この流れがその他のクロス円にも波及し、ドル/円も頭の重たい動きを続けて82円割れとなりました。
NYの引けにかけては、ショートカバーでドルはやや値を戻し82円台を回復しています。
DMIを見るとアジアでのドル安以降一貫してADXが上昇しており、この間のドル下落がトレンドを伴ったものであることが確認できます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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