2011/1/12のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、ユーロの買い戻しが進む展開となりました。
アジア時間では、「ユーロ圏財務相が来週欧州金融安定ファシリティーの実質的な融資能力拡大を検討する可能性」との報道が支援材料となり、欧州時間ではポルトガルの国債入札が堅調となったことを受けて、欧州懸念が後退し、ユーロの買い安心感が広がったことが要因といえます。
テクニカルを見ると、アジアから欧州にかけてはユーロ買いが続きながらも一気に上抜け出来ない形となっていたことが分かります。
ボリンジャーバンドの上方ブレイクを2度試したものの加速せず、バンドウォークの形成に失敗し、反落する局面がありました(A)。
その後NY時間での上値トライでようやく上昇に弾みがつき、バンドウォークが示現しています(B)。
このバンドウォークは、経験則通りに5時間ほど続き、ユーロ/ドルは1.31ドル台を回復することとなっています。
MACDをみると、一貫してユーロ買いサインが出ていました。
一時的に反転する局面もありましたが、すぐに再反転して買いサインを出しており、ユーロの底堅さを確認するものとなっています(C)。
【テクニカル一口解説】
1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなり、この交差はゼロラインから離れた、 つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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