2011/1/13のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のアジア市場から欧州市場にかけては、BOEやECBの結果やスペインとイタリアの国債入札を控えて模様眺め気分の強い展開で、1.31ドルを挟んだ動きが続きました(A)。
NY時間に発表されたECBの結果は、前回と変らぬ内容となったものの、トリシェ総裁が会見で将来のインフレリスクを強調し、「現状の緊急的措置による低金利維持と正常な金利は違う」との解釈を示した事で、インフレリスクを回避するための利上げの可能性を示唆したとして市場は意表を衝かれた格好となり、ユーロは対ドル・対円・対欧州通貨で上昇する独歩高の展開となりました。
この流れで、ボリンジャーバンドのバンドウォークが形成され、ユーロ/ドルは1.32ドルを突破し1.33ドル台にまで上昇する動きとなっています(B)。
DMIをみると、ADXがアジア時間から緩やかに上昇しているため、膠着相場でもユーロ上昇トレンドが維持されていたことが分かります。
また、バンドウォーク後はADXの一段の上昇となっていることでユーロ高のトレンドが強化していることが確認されます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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