2011/01/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日のドル/円は、一貫して底堅い足取りを続けました。
一部では年金の円売りのうわさも出ており、材料難のなか反応した可能性も指摘されています。
テクニカルで見ると、サポートラインAに支えられて上昇していることが分かります。
月曜日のドル下落で拡大したボリンジャーバンドが縮小する動きに伴ってドルの買い戻しが出ている動きであり、その流れが終始続いていたものと思われます。
RSIも右上がりのトレンドとなっており、ドルの上昇を支える要因となっています(B)。
ただし、今後このRSIとローソク足の動きがダイバージェンスとなる可能性もあり、その場合はドル反落のサインとなるので注意が必要でしょう。
ボリンジャーバンドも、アッパーバンドを上抜けてもバンドウォークには展開せずバンドの拡大が見られません(C)。
現状は、ドルの買い戻しの一環であり、一段のドル上昇には力不足と見えます。
雇用統計前の高値83.70円水準を上抜けていけるかどうかがポイントとなりそうです。
【テクニカル一口解説】
1. RSIのダイバージェンス
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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