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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/10のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、エンベローブ(SMA±0.3%)、MACDを表示しています。

チャート1で、先週のドル/円の動きを確認すると、ドルが急速に値を戻していることが分かります(A)
米雇用統計の結果を受けたドル急落で先行スパンの雲に押し戻された相場でしたが、雲の中にとどまることなく急反発し、スパイクの形状を作って元の水準まで値を戻しています。
この動きでドルの下値の堅さを確認したと言えそうです。

ただし、84円ミドルレベルには強い上値抵抗が出来ており、先週もこの水準に跳ね返される展開となっています(B)
この水準をしっかりと上抜けていけるかどうかが、今後のドルの上昇力を占うものといえるでしょう。

Williams%Rを見ても、水準を大きく戻しておりドルの強さを確認できますが、まだ上昇余地があり、もう一段のドル上昇に期待をかけることもできそうです(C)

一方、チャート2で金曜日の動きを見るとアジア時間から欧州時間にかけてドルが軟調な動きとなっていしたが、下値はエンベロープのロアーバンドで支えられて反発しています(D)

その後、米貿易収支やミシガン大消費者態度指数が予想を上回ったことでドル買いに勢いがつきドルは84円を回復する動きとなりました。
ただし、この上昇もエンベロープのアッパーバンドが上値抵抗となり、一段の上昇には至りませんでした(E)

MACDを見ると、東京時間から一貫して売り環境にあったものが、NY時間の反転で買い転換していることが確認でき、相場の動きと整合しています(F)

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