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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/11/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日の東京市場では、海外市場でドルが大幅上昇した反動と週末にG20を控えた模様ながめムードのために82円水準をキャップされた膠着相場となりました(A)
G20に関しては、中国の10月貿易収支が市場予想を上回ったことで、為替相場と経常収支に関する議論がなされるとの話や、中国人民元対ドル基準値が2005年7月来の高値に設定されたことなどが注目されているが、現状では為替相場に直接的な影響は出てないといえます。

欧州時間に入ると米国債の金利が再上昇してきたことを背景にドルが再び買い進まれる動きとなり、82円を突破すると一段とドル買いムードが強まる展開となりました。

さらにNY時間では、米国の新規失業保険申請者数や貿易収支が予想よりも強い結果だったことを受けて米金利が一段の上昇となり、ドル/円もボリンジャーバンドのアッパーバンドを上抜け上昇しました(B)

その後、82.79円まで上昇しましたが、30年物国債の入札が不調だったことを受けて利食いのドル売りが優勢となり、82円前半まで値を戻してNYを引けています。

DMIを見ると、昨日は一貫して+DIが-DIを上回っており、ADXも上昇を続けていたことからドル/円がしっかりとした上昇基調を続けていたことが確認できます(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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