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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/12/7のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円は82円を挟んで方向感のない動きが続きました。
急速な円売りに対する調整ムードが強いなか、北朝鮮のミサイル発射による地政学的リスク、米国の「財政の崖」に対する楽観的な見方、総選挙での自民党過半数獲得見通しなどがドルの下値を支えました。
また、本邦企業による米国企業の買収絡みのドル買いに対する警戒感も下げ渋る要因となったとの指摘もあります。
週末には、注目されていた米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回り14.6万人となり5カ月連続で10万人台を維持したほか、失業率も2008年12月以来の低水準である7.7%となったことからドルは上昇し、82円83銭の高値をつけました。

テクニカルに見ると、現在は82円を中心としたダブル・ボトムを形成しつつあるように見えます(A)
ネックラインは、先週末の高値である82円80銭から83円レベルにあり、この水準を上抜くことが出来るかが焦点となります。
クリアーに上抜けることが出来れば、再びドルの上昇トレンドへ戻るものと考えられます。

ただし、先週初にMACDとシグナルが陰転しており、ドルの下落を示す形となっています(C)
ダブル・ボトム形成に失敗した場合は、大きな調整となる可能性もあり、MACDの動きにも留意しておきたいところです。

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