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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/09/3のドル円相場の考察

先週一週間と週末金曜日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャート1は、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

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チャート2は、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

チャート1を見ると、先週の相場は上下に振れてはいるものの明確な方向感が出ていない相場であったことが分かります。
週初は86円台を試したものの、その後83円台に突入、週末には再び85円台を付けたものの、結局84円前半で週を超えるという展開です。
チャートを見ると上下のヒゲが長く伸びていることが確認できます(A・B・C)
これは、マーケットの気迷いが強く、材料に反応して過度に動くけれど、その動きが維持できないことを表しています。

Williams%Rを見ても、中位横這いで方向感が出ていないことが確認できます(D)

また、チャート2で金曜日の動きを見ても同様の方向感のなさが見受けられます。
金曜日のアジアから欧州時間では84円台前半で膠着して動きが取れなかったものの、注目の米雇用統計が予想よりも良かったことを受けてドル急上昇となり、85円台を回復しています(E)
しかし、この動きは一過性ですぐに反落に転じてしまっています。
この上昇が一過性であったことは、ボリンジャーバンドがバンドウォークとならずロアー・バンドがすぐに反転してしまっていることで確認できます(F)

さらに、その後の米ISM非製造業景況感指数が悪化する内容となったため、ドルは急激に値を下げる動きとなり、雇用統計で上昇した値幅の大半を下げる大荒れの値動きとなりました(G)

RSIを見ると、雇用統計後の上昇で一時的にRSIの上昇も見られましたが、その後は50前後での横ばいとなっており、短期での方向感もないことが確認できます(H)

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