2019/11/18のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/11/18)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、アジアから欧州時間にかけて
香港や中国株の底堅い動きを受けて、
ドルの買い戻しが優勢な動きとなりました。
欧州時間には、ボリンジャーバンドを上抜け
一時109円台を回復していますが、バンド幅の拡大は伴わず、
上昇の勢いにも限りがあることが示唆されていました。
NY時間に入ると、米CNBCが
「米中協議を巡り、中国側は悲観的なムードだ」と報じたことをきっかけに、
ドルは反落し一気に108円51銭まで下落しました。
トランプ米大統領の「FRB議長とマイナス金利や
ドルについて協議した」との発言も、
ドル売り材料になったとの指摘もあります。
この下落で、下方ボリンジャーバンドにタッチしたものの、
その水準が抵抗となって反発しています。
その後は、米国が中国ファーウェイ禁輸猶予期間を
さらに90日間延長したことを受け、
米中貿易協議の結果を見極めたいとのムードが再び強まり、
ドルは下げ渋って108円65銭水準でNYを引けています。
ドル/円は米中協議への警戒感が続き
108円台中心の神経質な取引が続いています。
テクニカルで見ても、日足ベースの一目均衡表で
遅行スパンが日々線と交錯しつつあり、
次の方向性を見極めにくい形となっています。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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